
新型コロナウィルスの世界的流行に伴い世界の物価も上昇しています。アメリカでは徐々にコロナウィルス流行が落ち着いてきたものの、やはり物価は高騰しています。
アメリカのある玩具メーカーでは、送料の関係でジグソーパズルの価格が上昇しています。
ジグソーパズルの価格は、25米ドル(約697台湾元)から28,000米ドル(約78万台湾元)にまで上昇した。
ただのパズルが1000倍にも上昇した理由

CNNの報道によると、Premium Joy社はカリフォルニア州に本社を置く玩具会社で、幼児用プレイマット、ジグソーパズル、幼稚園や小学校の子供向けの積み木など、幅広い種類の発泡スチロール製玩具を制作している事で知られています。
同社の創業者であるハッサン・アルナシール氏によると、コロナウィルス流行前は毎年平均5~6,000個のパズルが販売されていたが、製造コストや台湾からの発泡スチロールの輸入コストがかかりすぎるため、生産を中止したという。「人気があるにもかかわらず、パンデミックの際に船で輸送するコストがかかったため、生産中止を決定した。」と同氏は言う。
人気のあった発泡スチロール製のパズルが製造中止になり、1セットのみの販売になったため、ハッサンは「供給不足の中、いくらで売れるだろうか」と考え、インターネットで検索して、当初の価格の1000倍以上の28,000米ドルに設定することにしたのです。
材料だけではない輸送費も高騰

コロナ流行の影響で、海上輸送のコストは2020年初頭の4倍になっているとハッサンは言います。「去年の2月には20フィートのコンテナが1,900ドルだったのが、今年の6月には6,000ドルになりました。 輸送コストが高騰した結果、アメリカではマイクロチップから鶏肉、塩、チーズに至るまであらゆるものが不足しています。
ハッサンは、アメリカでの製造を模索したが、専門的な設備を持つメーカーが見つからなかったという。現在、再びアメリカでの製造を検討しているが、素材は異なり、発泡スチロールではなくダンボールで作るようになるそうだ。
日本での影響は

一方日本ではどうなのだろうか。もちろん日本でも船舶はひっ迫しておりコンテナ運賃高騰している。2日本海事新聞によると2020年11月の時点でパンデミック前より日本発の運賃が3倍となっており輸出産業に多大な影響がでている。
一方で輸入はどうかというと、中国、ベトナムで製造しているアパレル企業の職員に話を伺ったところ、同じく運賃値上げはあるものの、幸い製造国である中国や台湾、東南アジアは地理的に近いため輸出ほどの影響はないようだ。だが、到着日数に影響がでており通常なら2週間で到着するのだが、1か月以上かかる事はざらにあるという。
当分この状況は改善する兆しはないようだ。

台湾は半導体や自転車など輸出が多く占めています。今後どう影響してくるのでしょうか…。
(台湾通信編集部 佐藤)


